アプサラダンス
今日は、カンボジア最後の夜。ということで、リッチなディナーが付いている、クメール文化の華である「アプサラの踊り」を見に行く事にしました。

アプサラダンスを観るために選んだのは、「アンコール・ヴィレッジ レストランシアター」。私たちの滞在するボーパー・アンコールホテルから近いのと、アンコール・ヴィレッジホテルが高級ホテルであること、そしてホテルの従業員の方のお勧めだったということで決めました。ちなみに、前日までに要予約です。
開演の時間より少々早めに行くと、まだ受付が始まっていないので、隣にあるアンコール・ヴィレッジホテルのロビーで待つ事にしました。ロビーがテラスになっていて、奥には大きな池があり、とても素敵な雰囲気でした。これでも宿泊費は日本円にすると2万円弱。とてもムーディーなホテルなのでカップルにお勧めです♪
時間になったので、再びシアターへ。受付にいた女性のカンボジア人が、流暢な日本語で案内してくれました。しかも、普通の日本人の2倍速で日本語を話していました。ま、負けた・・
木の温もりのある、落ち着いた雰囲気のシアターへ入ると、2階へと案内されました。1階は団体様が来る模様。

しばらくすると、食事が運ばれてきました。豪華な定食といったかんじ。なかなか美味しかったです。

そして、ダンスがスタート。華やかな衣装を身にまとったカンボジア美女が、なめらかな動きでダンスを踊るところからスタート。(このページトップ写真参照)反り返った手と指の動きや形で、花の芽生えから実が落ちるまでを例えているそうです。ダンサーの手の柔らかさや、なめらかな表現力に見とれてしまいました。
いろいろな種類の踊りがあって、どれも物語りに沿ったものとなっています。その中で「漁師の踊り」という、若い男女の甘酸っぱい恋物語のダンスがありました。カンボジアの素朴な日常を描き出していて、とても微笑ましい作品でした。

とても華やかなアプサラダンスですが、ポル・ポト政権時代には、アプサラダンスに関わる人々の90パーセントが処刑の対象となり、振り付けの書物がほとんど消失してしまったそうです。そんな中で、かろうじて逃れた数人によって息を吹き返したのでした。こんなに美しい踊りが無くなってしまわないで、本当に良かった!
カンボジア最後の夜を飾る、とても素敵なアプサラダンスでした。