カンボジアへ！
待ちに待った、旅行当日。今回は朝の飛行機なので、東京発・成田エクスプレスの始発に乗車。コンビニで買ったおいなりさんを頬張りながら、一路、成田へ。寒い時期に日本を出発する場合、私はいつも薄手のダウンコートを着ていきます。これが飛行機の中でクッションになったり、ブランケットになったり、なにかと便利なのです。
成田に到着・メンバーとも無事落ち合い、お茶する間もなく出国手続きへ。成田へ来ると、これから旅が始まるんだなぁ… と、じんわり感動します。
乗り物が大好きな私は、飛行機に乗るのも大好き。狭いけど確立された自分の空間が何とも言えず心地良いのです。今回の航空会社は、シンガポールエアーライン。機内はとても綺麗で、ゴハンも美味しく、とっても満足。そして何より、スッチーさんが美しい！アジア風の制服も素敵でした。
和食メニューの「牛肉の鞍馬煮」。美味です。
飛行機の中で、ガイドブックを読みながら、これから始まる旅への想いを膨らませます。ちなみに私はいつも、「地球の歩き方」を愛用。これを熟読すれば、恐いもの無し！というくらい、内容が充実しています。ちなみに、イギリス人のMちゃんによると、英語のガイドブックは、ここまで細かい情報が書いてあるものは無いとのこと。このガイドブックには、常に知識を身に付け、計画を立てる日本人の国民性が表れているようです。
そんなこんなで、あっという間に時間が過ぎ、経由地のバンコクへ到着。 次の飛行機まで、時間に余裕があったので、空港でのんびり過ごす事に。その場で絞ってくれるフレッシュジュースのお店があったので、日本のよりも巨大な人参を指差し、キャロットジュースを注文。味は、日本のものと同じだったかな。くるみちゃんが飲んでいたマンゴージュースも美味しかった。
色々なフルーツが選べます。
いよいよ、シェムリアップ空港へ向けての出発の時間に。どの飛行機に乗るんだろうと、胸をワクワクさせながら飛行機を眺めていると、一台の小さなプロペラ機を発見。「あれじゃ頼り無いよね〜」と、笑いながら話していると、実はそれが私たちの搭乗する飛行機だということが発覚。
とてもコンパクトです。
たった１時間のフライトにも関わらず、ちゃんと軽食と飲み物が出ました。腹ぺこだった私たちには、恵みのゴハン。とても美味しかった。
ビールも注文出来ました。
すべてが順調に思えた、第１日目。しかし、トラブル（？）は、これから起こるのでした。
リラックスして食事をしていると、飛行機がガタガタと揺れはじめました。気にせずモシャモシャと食べていると、揺れがいっそう激しくなりました。乗り物酔いを全くしない私でも、さすがにこれだけ揺れている中で食事をすると酔いそうになります。揺れが収まるまで待とうと食事の入った箱の蓋を閉めると、突然、飛行機が激しく下へ落ちたのです。
キャー
通路を挟んで隣に座っていた、くるみちゃんとMちゃんが叫んでいました。
慌てて隣を見てみると、くるみちゃんのズボンはコーヒーがかかり、Mちゃんはひたすら前に座っている人へ謝っています。
なんと、さっきの揺れの衝撃で、くるみちゃんのコーヒーがこぼれ、Mちゃんのビールが弧を描いて頭上を飛び、前の座席へ飛んでいったのでした。
幸い、前の席の方は良い方で、笑顔で大丈夫と言ってくれていました。それにしてもびっくり。恐るべし、エアーポケット。完全に不可抗力です。 その後も小さな揺れが収まらず、窓の外には雷といった具合に、安定しない状態のままシェムリアップ空港へ。そして、無事、着陸。
いやいや、揺れるし、ビールは飛び出すし、びっくりだったけど楽しかったね！！ と、興奮気味に飛行機を降り、入国手続きの列に並びました。さぁ、あともう少し！と思ってパスポートを出そうとしたそのときです。
あれ？私のパスポートの入ったポシェットは？？
どこを探しても見当たりません。お財布も入ってるのに… しかも全財産。カード含。
そのとき、ハッと気付きました。そうだ、そういえばさっき、あまりにも揺れが激しかったから、ポシェットを座席の下へしまったんだったっけ。
げ、、、、忘れてきた。。。。。。
そうです、私は命の次に大切なものを忘れてしまったのでした。 幸い、シェムリアップの空港はとても小さく、飛行機も小さかったせいか、私のポシェットはすぐに見つかりました。いやいや、本当に良かった。。。皆様も忘れ物には気を付けてくださいね！！！
ちなみに、私たちはカンボジアのビザは日本の大使館にて取得しました。そのため、入国はスムーズでした。（私の忘れ物事件を除いては…）
そんなこんなで、いろいろあったけど、無事に入国。寒かった日本から離れ、雨交じりの生暖かい空気を感じ、ああ、ついに到着したんだなぁと実感。ゲストハウスのお迎えの人ともスムーズに合流できて一安心。ちなみに本日の宿はリラックス＆リゾートという、日本人が経営しているゲストハウス。無料で送迎が付いている上、夕食と朝食がついて３人で＄２１という驚異的な値段。ゲストハウスなので、決して豪華なではないけれど、お部屋は綺麗だしセキュリティ面でも安心です。そして、バリバリ日本語が通じます。お客もほとんど日本人。なので、イギリス人のMちゃんはかなり珍しいらしく、人気者でした。いつも明るいMちゃんは、いろいろな場所で人気者になっています。
夕飯を済ませ、シャワーを浴び、ようやくベットへ。明日はいよいよアンコールワット！胸をワクワクさせながら、眠りにつきました。
夕食。外のテラスで食べられるのが嬉しい。